Yoru no Kuni

Annabel

ぼくはわすれられた
はいつもるまちで
なくしものをさがしていた

あかいめをしたきみが
ちいさなこえでいのっても
みみをふさいでた

てをのばすより
かくれてしまおう

われたそらをゆびさしこどものめでわらいあう
よるのすきまからのぞくひかりをあびてここでねむろう
だれにもみつからずに

あわくすぎるひびのなかで
しみついてくずるさもわかってる

よりそうきおくのふかさ
それだけでぼくらここにとらわれ
ねをはりいきている

てをかさねたら
なにかがかわる

われたそらのむこうおおきなめがみつめてる
あさのこのないこのくにでこどくなひかりをさがしてる

きしむよるのあいだ
いたみはつづき
かわいたしょうそう

うつむいていたけど
きみのむくなことばが
ぼくのこころをゆらした
すべてあらいながすように
ひえきったこころをとかした

われたそらをゆびさしこどものめでわらいあう
よるのすきまからのぞくひかりをあびてここでねむろう

きみとふたりで
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