夕げのしたくにいそしむとひのこがひけた
かおるつつましやかながらもいとさらのちそう
こころにとけゆくしろいゆげのむこうには
ひとときのやすらぎはるかむかしのよう

くさきとおどりかぜがはこぶうたはひとびとがつむぐえものがたり
いろとりどりのであいとわかれどうしてわすれられようか

あなたのたびじをたどりわたしもたびをする
ちずにしるされるかこりはゆかしいたかなもう

おもいのはこからがくのねはもりにあふれ
ことばははばたいてあなたのもとへと

よるのめがみみをかたむけるうたはきえりそうなものへもとどく
いつはなればなれになったとってみらいへとかたりつごう

くさきとおどりかぜがはこぶうたはひとびとがつむぐえものがたり
いろとりどりのであいとわかれどうしてわすれられようか

どうしてわすれられようか
われらのこころのさとはかぜとともにある
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