なつかぜがノックする
まどをあけてみると
どこからかまよいこんだとりのこえ
よみかけのほんをおき
どこからきたんだいとわらう
めかくししたままのごごさんじです
せかいはあんがいしんぷるで
ふくざつにかいきした
わたしなんてだれにりかいもされないまま
まちはずれ、もりのなかひとめにつかないこのいえを
おとずれるひとなどいないわけで
めをあわせないで
かたまったこころ、ひとりぼっちであきらめて
めにうつったものに
あんどするひびは
ものがたりのなかでしかしらない
せかいにすこしあこがれることくらい
ゆるしてくれますか
たんたんとながれだした
うまれてしまったりふじんでも
あんがいじんせいなんで
わたしのなかじゃ
ねえねえ、とっぴなみらいを
そうぞうしてふくらむせかいは
きょうかあしたでも
ノックしてくれないですか
なんてもうそうなんかして
そとをながめていると
とつぜんにきこえてきたのはしゃべりごえ
Página 1 / 3のみかけのハーブティーを
つくえじゅうにまきちらし
どうしよう
とドアのむこうをみつめました
めをあわせるといしになってしまう
それはりょうしんにきたこと
わたしのめもそうなっているようで
ものがたりのなかなんかじゃいつも
こわがられるやくばかりで
そんなことしってるわけで
とんとん、とひびきだした
ノックの音ははじめてで
きんちょうなんてもんじゃ
たりないくらいで
ねえねえ、とっぴなせかいは
そうぞうしてるよりも
じつにかんたんにドアを
あけてしまうものでした
めをふさぎうずくまるすがたに
そのひとはおどろいて
めをみるといしになってしまう
といってただわらった
ぼくだっていしになってしまうと
おびえてくらしてた
でもせかいはさ、あんがいおびえなくて
いいんだよ
たんたん、となりひびいた
こころの奥にあふれてた
そうぞうはせかいにすこしなりだして
ねえねえ、とっぴなみらいを
おしえてくれたあなたが
またまよったときは
ここでまっているから
Página 2 / 3なつかぜがきょうもまた
あなたがくれたふくの
ふうどをすこしだけ
ゆらしてみせた
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