ちいさくみじめにいきたせいめいが
しんではドアをたたくでしょう
ちいさなあるじはみかねる
いやなはなしだ
おおきくひろがるのどとどうたいは
しんだこころをとかすように
ゆっくりいのちをのみこみ
めをくりぬく
ねえきみもいのっちゃったんでしょう
ぼくにならまれたときにさ
そんなひそうせいしんが
だいこうぶつだ
ようこそわがたいないへ
あいとえごのしゅうちゃくてん
きみもすぐにうまれかわれる
かいぶつみたいですてきなことでしょう
ああかみさまなんでって
もういやだよとないたって
うけいれろよこれがさだめだ
つぎのつぎのつぎのぬしにけんめいしよう
しんわもいのちもひとのうんめいも
うっかりこいにおちるのも
ひっそりへびはわらいだす
ばかなことだ
ああ、なんだいなんだいもうたまらないね
くすんだこころをねぶるのは
ちいさな命にとりつき
めをうめこむ
ああ、きみにやどっちゃったんでしょう
めをあわせるのうりょくがさ
きみがこのひげきの
じょうおうなんだ
おうかしろよせいめいよ
あいとえごのがっしょうさい
ゆれるひびもくずれはじめる
はじめのひげきへあしなみあわせて
かえしてとなげいたって
もういやだよとないたって
しることかよ、それがさだめだ
ひどくもろくちゃちなひびはしょうめいだろう
なんてばかなせいめいだ
なんどでもあらがって
おなじひびへもどりはじめる
むぼうにぶざまに
ないてないてないてない