あおいはなびら あかいはなびら ねむれぬまま あいにうえたものへ このはなをささぐ ひかりなきやみのなかでうごめく むしたちのこえでよみがえるいしき にくたいに強くからみついたどくのはな こていふかくそのつたをはって くりかえしすいめんにえがかれてゆく ねんりんをかぞうおわりなきひび しだいに強くからみつくどくのはな ふかくあまいまぼろしをみせて さあわたしのきおくのなかへとはいってそのめでとじて あおいはなびら あかいはなびら ねむれぬまま あいにうえたものへ このはなをささぐ かなわぬのならそのみらいごと かえればいい それをのぞんだから とげはささったまま このゆりはあいしてたひと やがてやまいにおかされ かのじょはこのみずうみではった あおいはなびら あかいはなびら うんめいまま おもいでのなかにある いつかはこぶがいい わたしがきめたうんめいはいつかうまれかわり あいしたあのひととともにいきたこと あおいはなびら あかいはなびら \"わたしたち\"が ねむりにおちたのは このにくたいだけで かれることなきねがいはずっとさきつづける それをのぞむのから このはなをささぐ