夢の続きは終わりですか
すべて白紙に返るのですか
もしも叶うならこの体投げ出して
ついて行きたい
閉じたまぶたにあなたが映る
別れ話を打ち消すように
汗が滲むほどもう一度抱きしめて
映画のように

恋はいつも背中合わせ
追えば追うほど手のひら返す

振り向けば横浜
唇が寂しい
振り向けば横浜
置いて木彫りね

港離れる外国船を
一人見送るホテルのロビー
あなたここに来て思い出はいらないわ
悲しすぎるわ
めぐり逢わせのいたずらなんて
それで終わりにしないでほしい
そばにいるだけで華やかなひとときを
生きてゆけるわ

窓を叩く雨のしずく
たぶんあなたも旅人なのね

振り向けば横浜
あなたしか見えない
振り向けば横浜
肌が恋しい

振り向けば横浜
唇が寂しい
振り向けば横浜
置いて木彫りね