夕立が僕らを包む
雨粒が耳を伝う
悲しいその目で僕を
見ないで見ないで見ないで

水けむりが立ち込める
アスファルトの濡れた匂い
うつむいた君は何も
しないでしないでしないで
見ないでしないで泣かないで

流れていく僕ら過ごした時
あわただしく散りさる重ね模様
響き出した空の悲鳴
光が待った間違い沈む

最後の瞬間待っているの
小さな肩が震えている
困難ならもう未来なんか
来ないで来ないで来ないで

つまらないきっかけひとつ
それだけで火つは終わる
そんなのどうでもいいよ今は
君がいて僕がいて
手をつないで
君がいて僕がいる
泣かないで

ありったけ強く抱いた祈り
見上げれば雲を裂く船
動き出した空の向こう
雨が上がった街が笑う