真夜中の回転木馬に乗り
戦う意味を考えている
宗教も哲学も科学も思想も
宇宙に逃避しているみたいでわからない

僕が子供の頃手を引かれ
あの夏の日 川沿いを歩いた
空は高く青く気高くて
母と一緒にお祈りした

雨にも負けて風にも負けて
冬の寒さに耐え兼ねてまた空を見た
負けひれふし手も幸せだった
一家四人が寄り添い眠った

天面一億万回を祈るから
天面僕が生まれた場所へ
今すぐ帰りたい

真夜中の回転木馬は回り続け
僕が一体どこにいるのかわからない
いつも手を振る愛おしい姿もなく
漆黒の闇の中に炎立てていく

僕が僕であり続けるために
人を打ち負かすのはもうやめよう
人のつぶしあいに今日も明け暮れて
生きる意味を見失ってしまうから

雨にもないて風にもないて
冬の寒さに耐え兼ねてまた空を見た
泣きひれふし手も明日を探した
ずっとこのままでいられますように

天面一億万回を祈るから
天面僕が生まれた場所へ
今すぐ帰りたい