ちいさなころおやにすてられ
うみのみえるみなしごいんでそだった
やしなってくれたのは
としおいたしゅうどおんな
かのじょはとてもやさしくて
いつもにこにこわらってた
たとえまずしいせいかつでも
ぼくらはかいしあわせだった
やがてかのじょはやまいにふし
てんにめされるびがちかづいた
かのじょのまくらもとで
ぼくらはこういった
ここまでそだててくれた
あなたにおんがえしがしたい
どんなむちゃでもかまわない
なにかねがいはないですか
かのじょはにこりとはほほえみ
こんなふうにこたえきた
"わたしはずっとまっている
てがみのへんじをまっている
わかかったあの日にだした
とどいたかどうかわからないてがみを\"
"もしもねがいがかなうなら
もしもつみがゆるされるなら
あのてがみのへんじがほしい
それをまっている\"
"かなえられるはずもないねがい
どうかわすれて\"とかのじょはわらう
かのじょのだしたてがみ
だれにおくったものなのか
Página 1 / 2ぼくらはみんなでてわけして
くにじゅうをさがしてまわった
そしてかのじょのかこをしる
がかのろうじんをみつけた
ろうじんがかたるしんじつ
かのじょはかつてひとをころした
おおくのひとがふこうになった
おおくのひとがなみだをながした
てがみをおくったあいては
もうこのよにはいないひと
へんじがくることはない
それでもかのじょはまつのだろう
そのみがくちひらいてたのでも
きっとかのじょはまつのだろう
へんじがくるまで
ついにそのときはやってきた
かのじょのしょうがいはまくをとじる
ぼくはかのじょのてのなか
いちまいのようひしをわたす
それはぼくがきのうかいた
いつわりのてがみのへんじ
かのじょはそれをひとめみると
さいごに\"ありがとう\"といった
きえていくかなしいねがい
いつもどうりのあのえがお
つみにきづくのはいつだって
すべておわったの
Página 2 / 2