部屋を照らす
朝のひかり
閉め忘れた窓から
聞こえた喧騒で目が覚めた
ほどなくして
目覚ましが鳴り響く
おはよう, と僕は僕に
無意識に呟いた
いつも通り
洗練された日課こなして
心ない笑顔の支度して
チャイムより早く
力強い おはよう」
ちゃんと言えてるよ
上手くやれてるよ
夕暮れより優しい
またあした
ゆっくり安堵のため息
部屋を照らす
無機質な照明が出迎える
消し忘れていたからって
心は暗いままで
あれほどに最高の
僕 を演じきっていたはずなのに
僕が僕自身をごまかすのは
少し無理があった
ああ いたずらに時間 (とき) が過ぎていく
なんだか疲れたな
事なかれ主義の臆病な僕は
僕を殺すことで明日を生きて
この人生は誰のもの? って
もういいや, と目を瞑った