いなずまのようなかんじょう
そのおくをしりたくて
はなさないようにぎゅっとだいた
たそがれにゆれるそら
ほんとうはわかってほしくて
わかられたくなんかなくて
だれのこころにだってふれないことが
つよさだとおもっていた
ぼろぼろのメロディ 立つどう 青い傷跡
それがまざりあって消えないから
うたうのはいたいよ こわいよ
それでもきみと
つむぐありふれたうた
すべてのかべをこえるうた
ふるえるてあしはけんざい
きみはそれでいいというね
とうめいでおくびょうなぼくになにがのこせるのかな
つたえたいことなんてもう
からしたはずなのにどうして
ひるとよるのあいだそのだいだいを
えがきたくなるの
うつくしいこうけい みゃくどう わらってもいいよ
ひとりがこわくなったぼくを
かみさまはきっと
ぼくらがひとりぼっちで
さみしくあゆまないように
かよわくうみおとしたんでしょ
むせかえるようなよろこびも
そびえたつむすうのかべも
ぜんぶぜんぶこのこえのためにある
おぼれるほどにふかいきりのうみで
じぶんをのろいたくなるひは
きみのめがずっとつよくて
なけちゃうくらいに
あふれたぼろぼろのメロディ 立つどう 青い傷跡
それがまざりあってこれからも
うたうのはいたくてさみしいでも
きみとならそれを、せかいを、うたってみたい
すべてのかべをとかす
いびつであったかいうた
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