五月雨降りやまぬ嘘
依存へ続いた長く無駄な空虚

あなたがあなたが憎い
遂にも遂にも届かないのであれば

ひらりかわし上手柳のよう
いくつ積み上げても無駄でしょうね

狂おしく重く狂おしく赤く
高鳴る乙女を
いとも簡単に切り刻んでは素知らぬ顔

さまようあなたへの行為
流れついたのは他の膝の上

それでもあなたが欲しい
悪女に手段はそういくつもないから

手に入らないのならば一層のこと握りつぶそうか
先立つのが楽でしょうか
明け方に雨もやむわ

結んだ髪悲しく程いたら
秘めた尖った愛を胸元へと

狂おしく重く狂おしく赤く
高鳴る乙女を
いとも簡単に切り刻むからこうなるのよ

五月雨降りやまぬ嘘
依存へ続いた長く無駄な空虚

あなたがあなたが憎い
遂にも遂にも届かないから

この手でこの赤い手で
何度も何度も冷たい頬なぞった