ガラスのむこうで、はばたいていた
めくらのむし が ひのなかに
みずからとびこむのをみた
かいらくのまえに、ひざまずくなら
ざいあくかんとけんおが、おどるでしょう
てらせれて、もえてゆく
きんいろのはねの
ばけものが、とんでいった
ばけものが、ないていた
かたちなどないはずの、うらみがどろりと
こちらをむき、みつめていた
かそけきこえのうたが、いくえにもかさなり
ひとつのいみになるのでしょう
あだばなのこえに、みみをかすたび
おのれのむちやおろかさは
みずからすべりおちていく
あんたんのはてに、たどりつくころ
ぞうおもあんどもむじゃきに、わらうでしょう
てもあしも、めもくちも
ないままゆらゆらと
かげだけが、ういていた
かげだけが、ゆれていた
ゆくえしらずはいやだ、てをのばしたよ
ゆびさきをつかんでくれた
うたかたのこえがした、たとえきこえなくとも
にせもののうつくしささえも
いとおしくて
ああ、はたんしてしまったようです
あんしんをしてください
いなくならないでしょう
はくちょうはいまだうたわず
かたちなどないはずの、うらみがどろりと
こちらをむき、みつめていた
かそけきこえのうたが、いくえにもかさなり
ひとつのいみになるのでしょう
かたちなどないはずの、うらみやねたみさえ
なまえがついてしまうのでしょう
かそけきはねがそらに、ばらばらとほどけた
ばけものは、とけていった
かげだけが、ゆれていた
Tenha acesso a benefícios exclusivos no App e no Site
Chega de anúncios
Badges exclusivas
Mais recursos no app do Afinador
Atendimento Prioritário
Aumente seu limite de lista
Ajude a produzir mais conteúdo