特にげにつぶやいた
心配ないからと
人の少ないホームで
へたくそに強がった

突然に鳴り響く
僕を呼ぶ別れの音
見慣れたその泣き顔も
しばらくは見れないね

声が遮られてゆく
身震い振りで伝える
いってらっしゃい」のサイン

少しずつ小さくなってく
全部置いたまま
悲しくなんかないさと
嫌なんで閉じ込めたよ

見えたんだぼんやりと
暖かい昨日のビジョン
右と左に広がって
僕を連れてゆくのさ

僕の横をすり抜けて
遠ざかってゆく景色
あの日の僕を置いてく

こぼれた涙一滴の
意味もわからずに
タイムマシンに揺られて
明日も元気でいるよ

こぼれた涙一滴の
意味もわからずに
タイムマシンに揺られて
明日も元気で

溢れる涙抑えきれず
意味もわからずに
タイムマシンに揺られて
また戻ってくるよ