青色の声が遠く響き
三度目の寝返りを打つ
まどろみを抜け出せない
冷たい空気が灰を伝う

天気予報 初雪お知らせ
街が白く染まると
唇はささくれてゆく
面倒は積もる
雪のように

限りある時の中で
季節は移ろう
形ないもの抱きしめた
あの景色が霞んでも

僕たちは
溺れるくらいの
色で溢れる
世話しない日々をまた笑おう

鈍色の空が街を包み
脅威は呼吸を止める
人ごみをくぐり抜けて
ふと見上げてみる
星はいない

街灯が僕を照らし出した
一人辿り着いた答え
君の目にどう映るのだろうか
この夜空は

泡沫の日々を
心を焦がして
過ごしていたね
実つづきの記憶今も
焦ることない
僕らがいた

限りない想い抱え
季節は移ろう
繰り返す別れは
鮮やかな未来を紡いでいく

僕たちは
溺れるくらいの
色で溢れる
世話しない日々をまた笑おう